[PR]

 博物学者の南方熊楠(みなかたくまぐす、1867~1941)にちなみ、博物学や民俗学の優れた研究者を顕彰する第27回南方熊楠賞(和歌山県田辺市、南方熊楠顕彰会主催)に、京都大学大学院人間・環境学研究科教授で生態学者の加藤真さん(59)が決まった。田辺市などが9日発表した。授賞式は5月13日に同市である。

 加藤さんは、熱帯雨林や河川、藻場、湿地などで昆虫や植物といった多様な生物が絡み合う共生の関係を研究。小笠原諸島では在来のハチと植物との共生地域を特定し、奄美大島では花粉を集めるガと植物の特別な共生関係を確認した。地域の生態学的な関係を解き明かしてきた。また、その分野で多くの研究者を育てた。