[PR]

 2月に埼玉県の物流倉庫で火災を起こしたオフィス用品通販大手アスクルの岩田彰一郎社長が9日、東京都内で記者会見した。倉庫の延べ床面積の6割が焼けており、業績に打撃となるのは必至だ。ネット通販の荷物急増で、宅配会社が値上げを検討していることも影を落とす。

 「アスクル全体の物量の22%を担う倉庫が損失を受けた。大きなダメージだ」。岩田社長は記者会見で、そう話した。

 2月16日に起きた倉庫火災は、12日後にようやく鎮火した。倉庫は、個人向け通販「LOHACO(ロハコ)」の東日本地域で唯一となる商品の集積や配送の拠点で、ロハコの物量の6割超を担っていた。火災後に拠点を横浜市内の倉庫に切り替えたが、スペースに限りがあり、まだ約2万2千種類が欠品状態で、配送も1~2日遅れている。

 そのため、3~9月に小規模な物流センターを埼玉県内や都内に複数設置する計画だ。横浜の倉庫が担う法人向けの「アスクル」の拠点を、代替の倉庫に分散させることで、横浜の倉庫のスペースをロハコ向けに確保する。それでも配送の遅れがなくなり、欠品がすべて解消されるのは9月末になりそうだという。

 焼けた倉庫は、2013年に約200億円かけて建てた。3階建てで、商品があった2、3階部分が主に燃えたという。焼けた倉庫の今後について、岩田社長は「個人的には復活させたい」と話した。

 アスクルによると、倉庫にあっ…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら