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 お子さんの風疹ワクチンは2回目も――。風疹予防のためにワクチン接種率を向上しようと、厚生労働省は9日、米国出身の歌手クリス・ハートさんを起用した啓発ポスターを作製し、発表した。クリスさんも発表会に参加、「忘れずに接種を」と呼びかけた。

 風疹は、発熱や発疹などの症状が出るウイルス性の感染症。女性が妊娠初期に感染すると、赤ちゃんが心臓病や難聴などの先天性風疹症候群になる恐れがある。

 ワクチンは現在、定期接種として1歳と小学校入学前1年間の計2回受ける。1回では、感染を防ぐ抗体が十分作られないケースがあるためだ。だが、2015年度の定期接種では1回目の接種率は96・2%だったが、2回目は92・9%で、国の目標である95%以上に届かなかった。

 厚労省は今回、社会貢献活動に積極的で、1歳児の父親であるクリスさんに協力を依頼した。クリスさんは「子どもは大人より体が弱い。ワクチン接種で風疹から守りたい」と話した。(黒田壮吉)