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 国の文化審議会は10日、越前市にある「愛山荘」と「西野家住宅」を、国の登録有形文化財(建造物)にするよう文部科学相に答申した。今回の答申で、県内にある国の登録有形文化財(建造物)は181件になる。

 県教委によると、愛山荘(越前市若竹町)は、蚊帳の生産をしていた山甚商店が建てた数寄屋風書院の住宅で、広い庭園もある。随所に開放的な空間があるのが特徴とされ、一般公開されている。答申の対象は1916年から昭和初期に建築された主屋や離れ、蔵座敷、土蔵など計9件。歴史的な景観を作っていることなどが評価された。

 西野家住宅(越前市定友町)は保存状態の良い主屋や離れ、茶室、塀など計6件が答申された。主屋は江戸末期に池田町に建てられたもので、大正時代に現在の場所に移築されたと伝えられている。(影山遼)