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 10日午前11時ごろ、鹿児島県南さつま市の万之瀬川河口付近の砂浜に、マッコウクジラ6頭が打ち上げられているのを、近くで貝掘りをしていた男性が見つけ、市役所に連絡した。

 同市によると、打ち上げられた6頭のクジラはいずれも体長10メートル程度。1頭は鼻の穴を動かしていたのが確認できたが、ほかはすでに死んだか、衰弱した状態だった。死骸の処理などは周辺を管理する県が対応を検討するという。かごしま水族館などは11日、引き潮となる午後から体の大きさや性別などの調査を始めた。

 かごしま水族館展示課の久保信隆主幹によると「クジラは地磁気を感知して泳ぐが、現場付近は砂浜に向かうような磁場になっている。また、音の反射で障害物を感知するが、遠浅の砂浜なので、音が吸収されて何もないと感じてしまい、座礁した可能性がある」と話した。

 同市によると、現場周辺ではクジラやイルカがたびたび打ち上げられている。2002年には旧大浦町(現南さつま市)の小湊海岸に14頭のマッコウクジラが打ち上げられた。(大崎浩義)