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 琵琶湖に春の訪れを告げる「びわ湖開き」が11日、大津市柳が崎などであった。NHKの連続テレビ小説に出演中の俳優、土村芳(かほ)さん(26)が一日船長に任命され、観光船から黄金の鍵を落として祝った。

 62回目になるびわ湖開きは今年、大津京遷都1350年の記念行事としても開かれ、越直美大津市長らは万葉衣装で参加した。土村さんは放映中の「べっぴんさん」に主人公の友人役として出演。春の扉を開くという黄金の鍵(長さ1・7メートル、重さ6キロ)を観光船「ミシガン」のデッキから湖に落とした。

 土村さんは岩手県出身。大学時代を京都で過ごし、琵琶湖には自主制作映画の撮影で何度か来たといい、「懐かしい」と振り返った。東日本大震災が発生した6年前のこの日、新幹線で帰省する途中だったといい、仙台市近くのトンネル内で8時間ほど過ごした。この日への思いを問われ、「春のあたたかい気分が、地元を含め日本中に届けばいいと思う」と話した。(杉浦奈実)