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 経営方針は変えないが、手法は変える――。突然のトップ交代で4月に三越伊勢丹ホールディングス(HD)社長に就く杉江俊彦専務が13日、記者会見した。時に慎重な言い回しながらも、大西洋社長の路線からの転換を強調する場面が目立った。

 東京都内で開かれた会見で、杉江氏は大西氏の経営計画について「方向性は間違っておらず、基本的には変えない」とした。

 ところが、個別戦略に話が及ぶと、転換を示唆することが多かった。

 例えば、業界のトレンドとも言える不動産事業についての考え方だ。百貨店は婦人服など主力商品が売れずに苦しんでいるが、好立地を生かし、ユニクロやニトリなど有力専門店に「場所貸し」して利益を得る。ただ、大西氏は「売り場には責任を持ちたい」として消極的だった。

 会見で杉江氏は、高島屋や大丸松坂屋のJフロントリテイリングは「しっかり収益をつくっている」とライバル名を具体的に挙げ、「三越伊勢丹も優良物件があり、有効活用を考えたい」と語った。

 また、大西氏が百貨店事業との相乗効果を期待して投資してきたブライダルや飲食店などについて、杉江氏は「構造改革が優先」とし、検討段階の案件は見直す方針を示した。

 大西氏の辞任の一因ともされる地方店の整理縮小については、「このままでいいとは思っていない」としつつ、具体的には「いろんな手を使って店舗改革を進めたい」とだけ語った。

 杉江氏は、大西氏の下で経営戦略本部長として経営計画を練り、「営業利益500億円」の目標設定にも関わった。この目標を引き継ぐかは「もう少し計画を明確にしないと断言できない」と含みを持たせた。

■欠けていた「対話重視」…

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