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 酒造メーカー清水清三郎(せいざぶろう)商店(三重県鈴鹿市)が30日、日本酒「concentration(コンセントレーション) 作(ざく) 凝縮 H」を販売店限定で売り出す。三菱化学が開発した特殊な膜を使って、香りやうまみ成分を高めたのが特徴。昨年の伊勢志摩サミットで試作品が提供され、話題を呼んでいた。

 三菱化学の膜には0・4ナノメートル(ナノは10億分の1)の小さな穴が多数あり、分子が小さい水だけがしみ出る。お酒を通すと、加熱処理のように香りやうまみ成分を変性させることなく濃縮できるという。今回は同商店の純米酒を通してアルコール度数を2倍の30度まで高めた。

 同商店の清水慎一郎社長は「いままでの日本酒にはない『食後酒』として提案したい」と話している。375ミリリットルで税抜き5千円。いまのところ販売店は「はせがわ酒店パレスホテル東京店」(東京都千代田区)のみ。今年は約1千本の売り上げをめざす。