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 築地市場(東京都中央区)で働く水産仲卸業者の7割にあたる393業者が、豊洲市場(江東区)への移転中止を求めていると、「移転計画の中止」を求める請願署名活動をしてきた「築地女将(おかみ)さん会」(山口タイ会長)が14日、発表した。昨夏の移転延期決定後、移転中止を求める仲卸業者の実数が出たのは初めて。

 水産仲卸553業者(2月1日現在)の代表者か配偶者が対象。土壌汚染対策の失敗や、行政との信頼関係喪失、市場関係者の今後の負担が不明瞭なことなどを理由に「移転に合意できない」とし、賛同の署名を集めた。「目標の過半数を大きく超えた。不安がいっぱいの豊洲市場には行きたくない、と大半の人が考えている。市場の思いは重い」と山口会長。署名は移転計画中止を求める知事宛ての請願書と共に都に提出した。

 同会は水産仲卸30業者の妻らを中心に、青果仲卸や場内料理店も含む女性計46人で「移転問題は男性だけに任せておけない」として昨年末から活動している。「豊洲市場の汚染を危ぶむ純粋な思いだけでつながる女性同士だからできることもある」と同会。青果仲卸などにも署名活動を広げる予定だ。(西本ゆか)