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 4月11日から放送される「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(火曜夜9時、フジ系)に主演する小栗旬さん。かつて「BORDER」でタッグを組んだ作家金城一紀さんと、企画段階から練り上げてきた作品です。作品への思い入れから演技論、芸能界のあり方まで、幅広く語ってくれました。

 ――今作は金城一紀さんが小栗さんにあて書きしたと聞いています。

 自分のキャラクターを想定して書いてくれてるので、とても演じやすいですね。

 普段の僕を知っていて、そのキャラクターを役に反映させようというよりは、金城さんが「BORDER」で自分と3カ月仕事をしてみて、イメージが変わったようです。「刹那(せつな)的な恋愛をしてる役をやらせたくなったんだよね」みたいなことを言っていました。

 ――小栗さん演じる稲見朗は、女の子に奔放だったり、熱血漢だったり、闇もあったりと多面的。ひとつのキャラクターとして演じるのは難しいのでは。

 そうですね。でも、理由がしっかり描かれているので。稲見って、もともと正義感が強い人間だと思うんですよね。本当に国や国民を守りたい、みたいな意志が強くある人だと思うんです。

 だけど、ある汚れ仕事をきっかけに、国に対する、ちょっとした違和感が生まれ、それを持ったまま特捜班に所属することになる。そこで現れた敵をどうにか拘束しろって言われ、相手に出会っていくんですが、彼らの思想の方を応援したくなってしまう、という気持ちは僕にもすごくわかる。正義と正義の戦いなので、なかなか難しいんですよね。

 ――警察の中でも、公安という特殊な世界が舞台ですね。

 最近自分が出会う脚本家さんの中で、金城さんの取材力、調べ上げているものは、かなりのレベルだと思う。「なるほどな、こういうことがあるんだ」ってことが結構いっぱいありましたね。そういう脚本なので、変な疑いや違和感を感じながら飛び込まなくて済んでいます。

 変な話、公安て聞くと警察内部のスパイみたいなところがあるじゃないですか。だけど、この特捜班はその中でも異質で。この日本という国の中でニュースになっちゃいけないようなことを事前に防ぎなさいっていう人たち。これを見ると、あそこで爆破事件があってガス管が破裂したとか言っているけど、実はそうじゃなかったのかもしんないな、と思ったりするような。ぼくらもそこまで真実を教えてもらってないかもしれない、というのがどこかにあるじゃないですか。

 ――普段見えてたものがちょっと違って見えてくるような面白さでしょうか。

 そうですね。そういう内容だと思います。だからこそすごく危険な作品だと思います。なかなか手を上げて作ってくれるところはないだろうな、チャレンジングだなって。

 ――そうした作品がエンターテインメントとして供給されることが、国として健全というか……。

 と、思います。それは朝日新聞さんに勤めてる方だったら、すごく感じる部分があると思います。朝日新聞もね、いろいろ言われる新聞社ですもんね。

 ――時代を代表する俳優さんたちが集まって作っていることが素晴らしいですね。

 自分は本当にそう思ってますし、それを誇りに思って作ってます。海外だったら平気で起きているドラマ作りだと思うんですよね。

 ――企画段階から関わっているとお聞きしました。

 今の時代、待ってるだけだとなかなかクレージーな作品を作るのは難しいんじゃないかなと思っていて。要は、企画出しをしている方も、その俳優さんに対して、これを渡したら怒るかもしれないなって思う人がもしかしたらいるかもしれない。そうだとすると、攻めたものってなかなか作れなくて。

 例えば、今回の流れでいうと、金城さんから、「BORDER」の後また一緒に仕事をしようって言われて、この特捜班の話を書いていただいて、「すごくやりたい、だけどどこでやろう」って言ってる時に、関西テレビの笠置高弘プロデューサーから、「小栗くんと何かしらのドラマがやりたい、何かやりたい企画とかあるんだったら相談をしよう」って言われたんです。じゃあ、金城さんと会ってくれませんかって。そこからは、お二人が意気投合して、自分を主演に据えてくれるようになっていった、という流れです。笠置さんが「よし!金城くんとやろう」と言ってくれてないと絶対に実現していない。

 ――俳優の側も積極的に動いていかないと面白い作品は作れないと。

 自分と、友人の山田孝之は、そう思っているところはあるかもしれないですね。面白いものが自分のところに転がり込んでこないんだったら、面白いものは作れないんじゃないかっていう思いは僕と孝之で一致しています。でも、自分の面白がることと、孝之が面白がることは全然違う。

 ――テレビ東京のドラマ「山田孝之のカンヌ」は、話題になってますね。

 おもしろいですよね。「イカれたことやってんな」って思いますけどね(笑)。

 かといって、僕があれをやりた…

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