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 文化庁が2010年から続ける若手アニメーター育成事業「あにめたまご2017」の完成披露上映会が11日、東京・池袋で開かれた。国内のスタジオから企画を募集し毎年短編4本を制作させ、監督らの指導と講座を通じて若手の技術習得と向上を図る。今回は計27人が参加した。

 スタジオコメット「ちゃらんぽ島(ランド)の冒険」は、児童向けのテイストで動物キャラクターを動かすドタバタコメディー。STUDIO4℃「RedAsh―GEARWORLD―」は、銃や車を絡めた軽快なCGアクション。日本アニメーション「げんばのじょう―玄蕃之丞―」は、化けギツネの活躍する民話をメリハリのある動きと表情で表現。スタジオ・ライブなどの「ずんだホライずん」は、美少女キャラがバトルを展開し華やかな仕上がりだ。

 分業が進みスピード第一の普段の現場と違い、アニメーターらは監督と同じフロアで密にやり取りしながら作業した。制作期間も約9カ月と長め。上映会の壇上であいさつしたアニメーターらは「難しい日常芝居に挑戦できた」「人に直してもらうのでなく、仕上がりまでやり遂げることができていい勉強になった」などと話した。

 4作は4月22~28日に東京・テアトル新宿でレイトショー公開する。毎日放送とアニメ専門局アニマックスでも放送予定。(小原篤