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 自宅で楽しめる燻製(くんせい)づくりが静かなブームだ。プロの料理のイメージが強かったが、普通の料理感覚で楽しむ人が増えている。時間も手間もかかる燻製づくりの流行には、志向する生活スタイルの変化が微妙にかかわっているようだ。

■身近な食材で挑戦

 ブームの火付け役の一つが、ウェブコミック雑誌「ぜにょん」に連載中の漫画「いぶり暮(ぐ)らし」(徳間書店)。3月末までに5巻出版され、販売部数は計20万部を突破した。同居する若いカップル、頼子(よりこ)と巡(めぐる)が、休みになると身近な食材を燻製して楽しむ物語。卵やチーズなど定番の食材のほか、カップ麺やチョコレート、刺し身など燻製のイメージから外れた食材も燻(いぶ)す。燻したひき肉やコショウを使い、料理に一工夫を加えるなどバリエーションに富んだ描写も人気だ。

 作者の大島千春さんも、連載を始めるまでは燻製の初心者だった。レシピ本やネット情報を参考に、試行錯誤を繰り返す姿は漫画の登場人物に重なる。「燻製は誰でも手軽に楽しめる。一度、燻製食品のおいしさを知ったら自分でもやってみたいと思うのでは」。昨年末には「いぶり暮らし レシピブック」(扶桑社)も出版された。

 ネットで気軽に調べられることも、初心者を後押しする。料理レシピサイト大手の「クックパッド」では、「燻製」で検索すると約1700レシピが出てくる。300以上のレシピを掲載するブログ「燻製記」(http://kunsei.livedoor.biz/別ウインドウで開きます)のように、燻製を究めた達人から気軽に学ぶこともできる。

 人気ブロガーの燻製道士さんは「燻製することで、身近な食材の味わいや香りが劇的に変わることも楽しみの一つ。一昔前に比べると、スモークウッドやチップなどの材料をホームセンターなどで簡単に購入できるようになり、その広がりを感じる」と語る。

 燻製料理は酒のつまみのイメー…

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