[PR]

 埼玉県熊谷市の市立熊谷東中学校(西博美校長、生徒数525人)が、素行に問題があるとする生徒13人の名前と住所などの個人情報を記したリストを作り、学外の関係者が出席する会議で配っていたことがわかった。学校は資料を回収せず、その後「ネットに流出している」と保護者から抗議を受けた。学校側は「チェックが甘く反省している」と話している。

 市教委によると、同中は「地域ぐるみで見守る必要がある生徒」として、1~3年生の男女13人の氏名などに加え、「けんかをした」「友人とトラブル」などの問題行動を記した資料を作成。リスト記載者のうち5人には顔写真も添えられていた。今年1月17日、学区内の自治会長やPTA関係者、県警熊谷署員らが集う「いじめ・非行防止ネットワーク会議」で配った。

 資料には「取扱注意」と書かれていたが、17人の出席者のうち13人が持ち帰ったという。会議後、リストに記載された生徒の保護者が「資料がネットに流れている」として抗議。同中は謝罪するとともに、熊谷署と市教委への配布分を除き、資料をすべて回収した。

 同中によると、「いじめ・非行防止ネットワーク会議」は2015年から始まり、今回が4回目だった。過去の会議で、出席者から「生徒の名前や顔などが分からないと対応できない」との声を受けて、今回初めて個人名の入ったリストを作成したという。

 同中の西校長は「(記載された)生徒たちに申し訳ない」と謝罪した。