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 入院中に役立つ日用品や食品を集めたお見舞い用のカタログギフト「クマの郵便屋さん」が完成した。贈られた患者が好きな商品を受け取れるカタログで、長期間入院したことがある人や医師らが自分たちの経験から掲載品を選んだ。直接お見舞いに行けない場合でも入院先に届けられる。

 がん患者らを支援する一般社団法人「CAN net」が、入院中の患者の孤立感や不便さを和らげるとともに、周囲の人のお見舞品選びの悩みも改善できないかと企画した。2014年秋から準備を進め、アンケートや入院経験者らによる商品選定会も開催。翌年にカタログ販売会社「GIFTRee(ギフトリー)」を設立し、ネットで運営資金を募るクラウドファンディングで、カタログやWEBサイトの制作費約180万円を集めた。

 動物のイラストをあしらった絵本風のカタログには20品目を掲載。飽きがちな病院食に使えるフルーツジャムや病室でも使える急須付きのハーブティーセット、体を拭く時などに使える天然アロマオイル入りの入浴剤、肌触りの良いガーゼ地のハンカチや手ぬぐいのセットなど入院生活を快適にする商品が並ぶ。治療で髪の毛が抜けた患者向けの帽子や、薬をシートから簡単に取り出せる便利グッズなど実用的なものもある。「気分でジャムを選べて朝の楽しみが増えた」など実際に使った人の感想も掲載した。WEBサイトでは、冊子に掲載されていない商品も紹介している。

 カタログは、ギフトリーのサイト(https://giftbook.giftree.jp/別ウインドウで開きます)で購入する。メッセージと一緒に相手の自宅や入院先へ送付できる。今後、エステやヨガの体験などメニューも増やしていくという。送料込みで5800円。別の価格帯のカタログも計画している。

 自身の入院経験をもとに発案したギフトリー事業部長の千葉直紀さん(33)は「お見舞いに持っていけば話のネタになるし、遠方の人には送ることもできる。相手を思いやる気持ちをさりげなく届けるような形で使ってもらえれば」と話している。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(川村剛志)