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 境内の近隣に墓地や納骨堂を設ける神社が出てきている。これまで、死を「けがれ」と嫌ってきたが、氏子との関係の変化が背景にあるようだ。神社はどのように施設を運営し、どんな人たちが利用しているのか。中国地方の実例を紹介します。

 学問の神様、菅原道真をまつる山口県防府市の防府天満宮。その社殿から約500メートル離れた山のふもとに二つの納骨殿が並ぶ。2008年に完成した第一納骨殿には123基の、15年に完成した第二納骨殿には393基の納骨壇が設けられている。

 建物は鉄筋コンクリートの円筒状で、内部には納骨壇が「皆が永遠に平等であるように」との願いを込めて、建物の中心部を囲むように円形に並べられている。大きな窓からは木立が見え、落ち着いた雰囲気だ。

 防府市の自営業、宮本厚子さん(61)は近くの寺にあった親族の墓を整理して、納骨殿を利用するようになった。息子は県外に就職し、将来、墓を守ってくれる人のあてはない。「墓の面倒で悩まないように、息子を自由にしてあげたかった」と、納骨殿の永代使用権を得た。

 現在は夫の姉が眠り、月命日などに訪れる。「複数の友人が隣近所の納骨壇を利用していて、寂しくない」。利用者同士の親睦会もあり、一緒に旅行に出かけることもあるという。

 川本重雄さん(76)は会社を…

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