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 遺体は、積み上げられた新聞や雑誌に囲まれるように倒れ、ごみは浴槽の中にも散乱していたという。岐阜駅(岐阜市)から2キロほど離れた住宅街。男性(当時73)の一家3人が昨年11月、自宅で亡くなっているのが見つかった。遺体の発見当初、殺人事件の可能性があったため、応援取材で岐阜市に入った。

 ただ取材を進めても、事件性は確認されなかった。代わりに見えてきたのが、一家の生活の困窮ぶりだ。長男(当時43)には障害があり、唯一働いていた妻(当時71)も昨春に退職。一家に主な収入はなく、身の回りの片付けができない生活状況に陥っていたようだ。にもかかわらず、男性は行政の申し出に「相談することは特にない」と答えていた。

 3人は病死か衰弱死とみられている。日に日に体力が奪われ、頼れる人は限られるなか、なぜ支援を断ったのか。取材を深めるうちにたどり着いたのがセルフネグレクト(自己放任)というキーワードだった。必要な医療や介護などの支援を拒んだり、家にごみを放置したりする状態を指すという。専門家からは孤立死の「予備軍」との指摘も出ていた。

 受けられるはずの支援をあえて…

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