[PR]

 構想から28年。長く止まっていた鉄道新線計画が動き出す――。JR新大阪駅と難波を結び、関西空港へのアクセス鉄道となる「なにわ筋線」。大阪府と大阪市、JR西日本、南海電鉄が大筋合意し、4月にも基本計画をまとめる見通しだ。阪急電鉄も接続に関心を示しているが、4千億円の巨額事業費の分担はまだ決まっていない。

 「大阪を訪れる人が増え、大阪のビジネス性も高まる。(市内の)南北の大動脈となる非常に重要な路線だ」。大阪市の吉村洋文市長は2月の会見で、なにわ筋線への期待を語った。

 なにわ筋線は、現在、関空へのアクセス特急として「はるか」を走らせるJR西と、「ラピート」を走行させる南海が共同運行し、新大阪駅から、大阪駅北側の仮称・北梅田駅(建設中)を経て、難波までをつなぐ約10・5キロの路線だ。北梅田―難波の約6・5キロが地下区間で、御堂筋や四つ橋筋より西を通るなにわ筋の下を通る。JRは難波駅経由で阪和線に接続し、南海は難波に地下新駅をつくり、新今宮駅まで線路を延ばして南海本線につなぐ計画が有力とされる。

 大阪・梅田―関空の時間が短縮され、京都、神戸―関空間も早くなる。関空の昨年の利用者数は2523万人と、2年連続で過去最多を更新しているが、アクセスの改善で、さらに関西全体の外国人観光客が増えると期待されている。

 国土交通省は、北梅田―難波間…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら