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 セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂の社長に就いた三枝富博氏(67)が、朝日新聞のインタビューに応じた。業績が低迷する理由を「過去の成功体験を引きずったため」とし、「時間はかかるが、社員の意識改革が必要だ」と強調した。

 イトーヨーカ堂は、衣料や生活雑貨部門が不振で2016年2月期に営業赤字に転落した。三枝氏は「本部が一括で仕入れ、どの店も同じ商品を売れば、かつては1千億円近い営業利益が出せた」と振り返り、「今は、求められる商品やサービスが地域ごとに違う。従来の考え方では対応できない」と話した。

 従業員の意識改革を進めるため、13日には社長直轄の改革チームを発足させた。30~40代の社員30人で店舗などの将来像を議論し、経営陣に提言する。

 三枝氏は、中国事業に約20年関わり、好調な四川省・成都の店づくりなどを主導した。現在、成都には7店舗あり、「19年をメドに10店舗に増やす」と話した。成都では、食品スーパー事業も来年から始める。一方、不振に陥っている北京の2店舗は「撤退は考えていない。まずは黒字に転換させる」と話した。

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