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 世界遺産・平等院(京都府宇治市)の鳳凰(ほうおう)堂内にある国宝の扉絵・壁画「九品来迎図(くほんらいごうず)」のうち、春を描いた面の復元模写が完成し、18日、初めて公開された。

 鳳凰堂内の扉や壁には、阿弥陀如来(あみだにょらい)が死者を迎えに来る様子が四季の風景のなかで、生前の行いにより9通りに描かれている。

 今回復元模写されたのは、鎌倉時代の作とされる「中品中生図(ちゅうほんちゅうしょうず)」。実物は傷みが激しいが、2002年に日本画家の荒木恵信さんが阿弥陀如来の周辺を復元模写。今回はそれをもとに、昭和修理(1950~57年)の際の現状模写も参考にして、4分の1の縮尺(縦205センチ、横177センチ)で全面を復元模写した。

 昭和修理の現状模写とともに、平等院ミュージアム鳳翔館で6月23日まで展示される。午前9時~午後5時、無休。拝観料(大人600円など)が必要。問い合わせは平等院(0774・21・2861)へ。(小山琢)