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 札幌市で行われた障害者ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)に、草原の国モンゴルからただ一人参加している選手がいた。遊牧民の小さな移動式住居ゲルで生活しながら、距離スキーの腕を磨くガンボルド・バトムンフ(25)だ。

 18日にあった距離男子10キロフリー立位で14位。首位に差をつけられたが、懸命に軟らかい雪面を滑った。日ごろは零下30度以下にもなる厳しい条件で練習しているだけに「札幌の雪は滑りやすい」と笑顔で話した。

 両親が遊牧民で、幼いころ、モンゴルの夏の祭典「ナーダム」の競馬で落馬。左腕の骨を折るなどして右腕だけになった。スポーツをしてこなかったが、20歳のころ、同国のパラリンピック関係者に誘われ、首都ウランバートルのスキー場で距離スキーを教わった。最初は片腕でストックを突くため体のバランスを崩してばかりだったが、1年ほどでうまく滑れるようになったという。「苦しいのを我慢しながら滑るところがいい」

 スキー競技が盛んでないモンゴ…

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