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(18日、フィギュアスケート・世界ジュニア選手権)

 フィギュアスケートの強豪国ロシアから、また新たな女子の新星が現れた。18日まで台北アリーナで行われた世界ジュニア選手権で、14歳のアリーナ・ザギトワが初優勝した。他選手にはまねできないジャンプ技術が強さの秘密だ。

 ザギトワは「(フリーで本田)真凜の後に滑るのはとても厳しいものだった。一つでもミスをすれば優勝できないとわかって緊張した」と明かした。しかし、そんな精神状態とは思えない精密機械のような演技を見せた。難しいジャンプを軽々と決めていった。

 スピンとステップを一つずつ披露した後に跳ぶ最初のジャンプは、得点が1・1倍になる演技の後半部分に入れた。多くの選手は、体力的に厳しい後半で難しいジャンプを続けることを避ける。だが、ザギトワは3回転ルッツ―3回転ループという今の女子では最も基礎点が高い2連続3回転ジャンプを始め、全てのジャンプを後半に披露した。

 17歳の世界女王、エフゲニア・メドベジェワと同じクラブに所属する。片手や両手を上げるジャンプで出来栄え点(GOE)を稼ぐスタイルや、ミスの少なさが似ている。昨年12月のジュニアグランプリ(GP)ファイナルでは、ジュニアで初めて200点を超える207・43点を出した。今大会で、それをさらに上回る世界歴代14位となる得点を出した。

 「来季、シニアに上がるかどうかはわからない」とザキトワは言う。もしシニアに上がったとしたら、来年の平昌五輪で上位に食い込むかもしれない。そう思わせる力を備えている。(後藤太輔)

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 〈女子で優勝したザギトワ〉 「真凜の後の滑走は厳しいものだった。一つもミスできないとわかっていた。緊張したが、タイトルを取れてうれしい」

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