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 1995年にオウム真理教が地下鉄の車内でサリンをまき、13人が死亡、6千人以上が負傷した「地下鉄サリン事件」から20日で22年になるのを前に、被害者や遺族らが19日、東京都内で集会を開いた。駅助役だった夫を亡くした高橋シズヱさん(70)が「近年、オウム真理教の後継団体に再び若者が入信している。若い世代にこそ事件を知ってもらいたい」と訴えた。

 集会では、被害者の治療に当たった聖路加国際病院の石松伸一医師のインタビュー映像が流された。被害者の多くが目の不調などの後遺症に苦しんでいるといい、事件から20年以上たってPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されたケースなどが報告された。

 会場には、上智大学文学部新聞学科の学生が取材に訪れた。被害者らの声をドキュメンタリー作品にまとめる計画で、1年の渥美佑里子さん(19)は「『忘れないで』という当事者の思いをしっかり受け止めたい」と話した。