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 熊本県の高森町と南阿蘇村の2カ所で19日、放牧用の草原である牧野(ぼくや)の野焼き作業中に火が燃え移るなどして、1人が死亡、2人が重軽傷を負った。

 県警高森署によると、同日午後2時20分ごろ、高森町野尻の牧野で、同町尾下の大工、野尻進さん(66)が野焼きの火に囲まれ、全身にやけどを負った。熊本市内の病院に運ばれたが、同日深夜に死亡した。野尻さんはNPO法人が所有する牧野の野焼きにボランティアで参加していた。午後2時ごろから約40人で作業を始め、山の上の方にいたという。

 同日午前11時ごろには南阿蘇村一関の牧野で、近くの農業の男性(78)が、野焼きで広がった火で顔や両手足などにやけどを負い重傷。男性についた火を消そうとした獣医師の男性(56)も両指先をやけどする軽傷を負った。午前10時から地元住民約40人で約30ヘクタールの牧野を焼く予定で、2人は火をつける役をしており中腹付近にいたという。