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 安倍晋三首相は訪問先のドイツ・ハノーバーで19日夜(日本時間20日未明)、ドイツのメルケル首相とともに情報通信分野の展示会の関連イベントに出席した。首相は自由貿易の重要性に触れ、欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)の早期締結を呼びかけた。

 首相はイベントでのあいさつで、貿易や投資のあり方について、「日本はドイツとともに開かれた体制を守るチャンピオンでありたい。そこには公正で、民主主義の評価に堪えるルールが必要だ。一部の人だけに富が集まる、あるいは無法者が得をする状態をつくってはならない」と強調。そのうえで、「民主主義のルールを重んじる日本とドイツ、さらに日本と欧州は連携しないといけない。EPAを早く結ばなくてはならない」と訴えた。

 トランプ米政権が環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱を決めたことを受け、日本政府はTPPに代わる成長戦略としてEUとのEPA締結を急いでいる。(ハノーバー=山下龍一)