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 高校時代に同級生に硫酸タリウムを飲ませ、名古屋大生時代に高齢の女性を殺害したとされる元少女(21)の裁判員裁判の判決が24日、名古屋地裁で言い渡される。今も続く「死」への強い興味。一方、謝罪や反省をしたいが、深められない――。約2カ月に及んだ公判の終盤には、そんな複雑な思いもにじみ出ていた。

 「被害者の気持ちを知れたのは大きかった。反省につながればと思います」

 7日の被告人質問で、裁判長から「公判を通じて成長したか」と問われ、こう答えた元少女。無期懲役が求刑された直後の10日の最終陳述では「反省や謝罪、償いをいろんな人の力を借りながら一生かけて考えていきたい」と述べた。

 その声は、震えていた。緊張からなのか。求刑の重さにショックを受けたのか。裁判の間に目にかかるまで伸びた前髪に隠され、表情は読みとれなかった。

 人を殺したい衝動は、逮捕後の弁護士との面会中にも、自分の裁判の最中にも起きたという。死への興味は、10代に入ってから次第に深まっていった。

 最初に行動に現れたのは担任の給食にホウ酸を混入しようとした小学校高学年の時。中学時代には、神戸の連続児童殺傷事件などを知り、過去の事件を調べるようになった。人の死への興味が膨らんでいった。

 強く事件にひかれるようになったのは高校に入ってから。学級日誌のニュース欄には事件名や犯人名を書いた。高校で同級生だった男性は「早い時期からオウム真理教による事件などを話していた」と証言した。薬品やナイフを購入し、父親から注意されても隠し持った。

 2012年5月。元少女は硫酸タリウムや硫酸銅を学校に持参して周囲に見せたり、硫酸銅を同級生になめさせたりした。周囲に自分の興味・関心を隠すこともなかった。その頃の元少女について、妹(19)は「普段から毒殺したい、人を殺したいと言っていた」と証言する。

■精神鑑定医「被告も犠牲…

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