[PR]

 幅広い政治テーマについて語り合う目的で、今月発足した市民団体「未来のための公共」が21日、東京都内で記者会見した。6月の今国会会期末までは毎週金曜夜に東京・永田町の国会前で集会を開くという。メンバーは「政治を考え、発言できる場をつくりたい」と意気込む。

 南スーダンで国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊の「日報」問題などを受け、2~3月に国会前で開かれた抗議集会の参加者らが、活動を盛り上げようと新団体の発足を提案。安全保障関連法に反対する活動を展開し、昨年解散した学生団体「SEALDs(シールズ)」の元メンバーも準備に関わって、17日に「未来のための公共」を設立し、初の集会を国会前で開いた。

 記者会見では、中心メンバー約20人のうち9人が思いを語った。都内の大学生奈良みゆきさん(20)は「周りで政治の話をするとドン引きされるけど、政治は暮らしに結びついているはず。気軽に集まって話せる場があるといいなと思った」。犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ法改正案などに疑問を感じるという埼玉県川口市の派遣社員鈴木信之さん(45)は「普通の感覚でおかしいと思うことを『おかしい』と言える場が必要だ」と話した。(佐藤恵子)