マーティン・マクギネスさん(英北アイルランド前副首相)が21日、死去。66歳。内臓疾患で闘病していた。

 50年、北アイルランドのロンドンデリー生まれ。70年代に英国からの分離を主張するカトリック過激派アイルランド共和軍(IRA)の司令官として武力闘争を率いた後、IRAの政治組織シンフェイン党の政治家に転身。交渉役として98年のプロテスタント系勢力との包括和平合意に貢献した。07年に自治政府の副首相に就任して和平の定着に尽力。12年には北アイルランドを訪問したエリザベス女王と歴史的な握手を交わした。今年1月、重病説が流れる中、連立を組むプロテスタント強硬派の民主統一党(DUP)のフォスター首相への不満を理由に辞任。連立政権が崩壊し、議会解散と再選挙の引き金となった。