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 長女(36)の首を絞めて殺害したとして、福岡県警は21日、北九州市八幡西区則松6丁目、無職木野恵子容疑者(61)を殺人容疑で逮捕し、発表した。容疑を認め「娘に重度の知的障害があり、悩んでいた。介護に疲れた」などと供述しているという。

 折尾署によると、恵子容疑者は20日午前2時半ごろ、自宅アパートの室内で長女千秋さんを絞殺した疑いがある。20日午後6時45分に「娘の首をタオルで絞めて殺してしまった」と自ら110番通報した。死因は窒息死だった。

 母娘は2人暮らし。市障害者支援課の説明では、今年2月に障害福祉のサービスを利用したいと恵子容疑者から八幡西区に電話相談があった。今月には区役所を訪れ、申し込み手続きを進めたという。

 大家の女性によると、37年前にアパートが建った時から夫婦で住み始め、1年ほど後に千秋さんが生まれた。最近は母娘で生活し、出かける際は「千秋ちゃん、危ないよ」と気遣いながら腕を握って歩いていたという。女性は「相談にくれば乗れたかもしれんけど……」と話した。(宮野拓也、緒方雄大)