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 囲碁の日中韓トップ棋士とAI(人工知能)による初の世界戦「ワールド碁チャンピオンシップ」(WGC)は初日の21日、大阪・梅田の日本棋院関西総本部で打たれ、井山裕太六冠(27)は韓国ランキング1位の朴廷桓(パクジョンファン)九段(24)に逆転負けを喫した。AIとして史上初めて世界戦に参戦した日本最強AI「DeepZenGo」も中国ランキング2位のミ昱廷(みいくてい)九段(21)に逆転負けした。

 井山は途中までよかったが、中盤から闇試合となり逆転を許した。Zenは終局の大詰めまで優勢だったが、きわどい勝負。形勢判断に狂いが生じ追い抜かれた。

 井山は「中盤にはっきりまずい手が出た。なんとか修正し、次戦も精いっぱい打つ」と述べた。強敵を土俵際まで追い詰めたZen開発チームの加藤英樹代表(63)は「こんなにうまく打てるとは思わず、びっくりしている。明日以降も期待のもてる内容だった」と納得顔で話した。

 WGCは4者総当たりリーグで、井山、Zenとも残る2戦を連勝すれば優勝の可能性を残す。シリーズ中日の22日は、井山―ミ、Zen―朴が予定されている。(大出公二)