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 紅葉の名所として有名な愛知県豊田市足助町の香嵐渓(こうらんけい)で、山を彩るカエデの枯れや衰えが目立っている。大正時代に密集状態で植えられたまま手入れがされていなかったのが原因で、将来、消滅する可能性があると指摘する専門家もいる。市は2017年度から1本ずつ調査し、間伐や植樹など後世に残すための対策に乗り出す。

 香嵐渓で3月初め、カエデの伐採作業があった。歩道に近い、枯れかかっていた木を選んだが計20トンになった。中には幹回りが2メートル、樹齢が100年に達する木もあった。

 「香嵐渓全体でも成長が止まった老木が多く、弱っているという印象を受けました」。作業を請け負った造園会社萬木園(まんぼくえん、豊田市)の社長で、樹木医の資格を持つ大橋成友(しげとも)さん(46)はそう説明する。

 枯れかかった木の枝には、ウメノキゴケがつき、幹にはキノコが生えていた。年輪の幅は数ミリ程度だったという。カエデは病害虫に弱い樹種とされる。香嵐渓はカエデがほとんどを占めており、「もし害虫が大発生することがあれば一斉に枯れてしまう可能性はあります」と話す。

 香嵐渓と呼ばれる飯盛山とその…

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