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 フジテレビの社会部で警視庁担当だった30代の男性記者が、取材先の暴力団関係者から接待を受けて乗用車の購入に必要な名義を貸していた問題で、警視庁は近く、この元記者を電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

 名義貸しを依頼した暴力団関係者の男も、同容疑で書類送検する。車はこの組関係者を通じ、山口組系の組員にわたっていた。組織犯罪対策3課は、元記者が組関係者から多額の接待を受けた見返りとして名義を貸していたとみて調べていた。

 捜査関係者によると、2人は共謀し、高級車を購入する際に元記者が使うと偽って運輸局に届け出た疑いが持たれている。フジは問題が発覚後、この記者を記者職から外し、今年1月1日から休職1カ月の懲戒処分としていた。

 フジテレビなどによると、元記者は警視庁で暴力団事件の担当をしていた2014年春ごろ、取材を通じて組関係者と知り合った。都内の飲食店で20回以上接待を受けたといい、内部調査に対し、元記者は「高額な接待を受けていたため依頼を断れなかった」と説明。一方で「反社会的勢力だとは認識していなかった」と話しているという。