【動画】ヒナが誕生したとみられるコウノトリ=宮武健仁さん撮影
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 徳島県などでつくる「コウノトリ定着推進連絡協議会」は22日、同県鳴門市内で営巣する国の特別天然記念物コウノトリのペアにヒナが誕生したとみられると発表した。コウノトリが1971年に野生下で姿を消して以来、野外繁殖では兵庫県豊岡市一帯以外で初めてのケースになる。

 ペアは豊岡市生まれのオス(5歳)と同県朝来市生まれのメス(3歳)。電柱の上に作った巣で2月中旬までに産卵したとみられ、交代で抱卵するしぐさをみせていた。21日ごろから、口に含んだえさをはき出す姿が複数回確認され、同協議会は「ヒナにえさを与える行動」と推定した。このペアは昨年も産卵したが、カラスに卵を襲われた。

 兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園の山岸哲園長は「大きな勇気と励みになる」とする談話を出した。(中村律、写真家・宮武健仁さん撮影)