学校法人「森友学園」(大阪市)が所有する幼稚園などの不動産について、大阪地裁が仮差し押さえ命令を出していたことがわかった。15日付で、森友学園が大阪府豊中市で今春の開校を計画していた小学校の施工を請け負っていた藤原工業(同府吹田市)が申し立てていた。

 仮差し押さえ命令が出た不動産はいずれも大阪市淀川区内で、森友学園が運営する塚本幼稚園の土地・建物と、関連保育園の土地。

 藤原工業の社長は22日、取材に応じ、仮差し押さえ申し立ての理由について、建設現場の産廃土の処理費用5千万~6千万円の滞納があると説明。小学校の建築事業費については「約4億6千万円が支払われたが、約11億円が払われていない。なんでこんなことになるんだろうとがっかりしている」と話した。

 建築事業費の契約書は、同じ日付で約7億円から約23億円まで金額の異なる3通りが国や府などにそれぞれ提出されていた。藤原工業は今月10日、府の聞き取り調査で「15億5520万円が正しい」と説明している。