【動画】鳥インフルエンザが確認された養鶏場=野津賢治撮影
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 宮城県は24日未明、同県栗原市の養鶏場の採卵鶏から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が確認されたと発表した。感染拡大を防ぐため、この養鶏場の約22万羽すべての殺処分と、卵約20万個の廃棄処理を始めた。宮城県内の養鶏場からの発生は初めて。

 23日に簡易検査で陽性反応が出たため、遺伝子検査をしていた。27日未明までの処分完了を目指しており、県職員や自衛隊など計約350人が3交代制で殺処分と埋却作業を進める。

 県によると23日午後1時55分、養鶏場から「3日続けて鶏舎の同じ場所で鶏が死んでいる」と通報があった。21日に17羽、22日に34羽、23日に45羽と3日間で計96羽が死んだ。このうちの5羽と生きている2羽を簡易検査したところ、6羽からA型鳥インフルエンザの陽性反応が出ていた。

 県は県庁と現地に対策本部を設置。家畜伝染病予防法に基づいて、この養鶏場の3キロ圏内を「移動制限区域」として、区域内の3軒の養鶏場(計約5万5千羽)の鶏や卵などの移動を禁止した。また半径3~10キロを「搬出制限区域」に設定し、養鶏農家2軒(計約24万羽)の域外への出荷などを禁じた。(山田雄介)

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 千葉県旭市の養鶏場で死んだ鶏から、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が出た問題で、千葉県は24日、遺伝子検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が確認されたと発表した。感染拡大を防ぐため、県はこの養鶏場で飼育する採卵鶏約6万8千羽の殺処分と卵約2千キロの処分を始めた。県職員や自衛隊など計567人が3交代制で作業にあたり、殺処分は25日未明までの完了を目指す。

 さらに半径3キロ以内の農場の鶏などの移動を禁じ、半径10キロ以内にある農場64戸で飼育される515万5千羽や卵などの域外への搬出を禁じた。

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