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 農業機械大手のクボタ(大阪市)は27日、畳表の原料となる「い草」を収穫する機械「いぐさハーベスタ」を、9年ぶりに発売すると発表した。

 い草は、かつて八代地方を中心に熊本県で盛んに生産され、生産ピーク時(1989年)のシェアは全国の約8割。しかし安い中国産の流入や生活の洋風化で生産が激減。同県の生産量は10分の1に。農林水産省によると、全国の農家数は約520戸(2016年)と、ここ10年で半減した。

 メーカー各社は、い草収穫機の生産から撤退し、クボタも08年に生産を終えていた。しかし、収穫機が老朽化する中、熊本の関係者から何度も生産再開の要望があったため、「い草産業を守るため」と、新型を発売することにした。

 価格は745万2千円(税込み)。19年までに100台の生産を見込む。(大畑滋生)