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 千葉県我孫子市の草むらで遺体で見つかったベトナム国籍で小学3年のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)が通っていた松戸市立六実第二小学校は27日、事件を受けて記者会見を開いた。古庄誠校長は「将来ある命が奪われてしまったこと、とても悔しく思います」と語った。

 古庄校長は、リンさんが給食係や音楽係などに友達と協力して取り組み、家族ぐるみで仲の良い級友もいたことを紹介。「日本語指導の先生に習った言葉を使い、担任の先生や友達に手紙を書くのが好きだった」と話した。三戸貴生教頭は「明るく元気で、いつも笑顔だった。『学校楽しい?』と聞くと、『学校、大好き』と何度も言っていた」と語り、突然の別れに無念さをにじませた。

 同校は、今春異動する教員のお別れ行事などを春休みに予定していたが、事件を受けて中止。27日からスクールカウンセラーを配置し、全職員で児童の心のケアに当たることを決めた。新学期が始まる4月5日以降は、サッカーや金管バンドなどの部活動を当面行わず、全校児童を同じ時間帯に登下校させる。

 この日の夜には臨時保護者会も開かれ、古庄校長らが約200人の保護者や住民にこうした方針を説明した。今春卒業した孫がいる男性(77)は「みんなで協力し、犯罪を防いでいく気持ちを確認できた」。小2の息子がいる男性(48)は「こんな平和な街で事件が起きた。怒りと悲しみでいっぱいです」と話した。(安西裕莉子、青柳正悟、川嶋かえ)