[PR]

 4月1、2日に福岡で行われる柔道の全日本選抜体重別選手権では、「合わせ技一本」や「有効」を廃止するなどとした国際柔道連盟(IJF)の新ルールが、国内の主要大会で初適用される。戦い方にどんな変化があるのか。新ルールで行われた2月の国際大会「グランドスラム・パリ(GSパリ)」で審判を務めた国際審判員の岡田弘隆・筑波大准教授によると、「指導」の取り方の変化が最も試合に影響を与えていたという。

 大会前のミーティング。新ルール導入に関するIJF幹部の説明では、「技による決着を目指す」ことを最優先するとともに「戦う意思のない選手は早く畳から下ろせ」とする考えが鮮明に伝わってきたという。

 これまで指導は、累積4回で反則負けにしていたのを、3回で反則負けにする。短時間での激しい攻防で決着をつけさせるため、消極的な選手には厳しく指導を与えるというのが近年の流れ。新ルールではさらに「攻めようとしている選手にはむやみに指導を与えない」として、攻撃の意図が認められれば、これまでなら指導を出した変則的な組み方でも、わずかに猶予を与えるようになった。

 初日を終えた後の審判員のミーティングでは、IJF幹部から「もう少し早く指導を与えるように」と全体に対して指摘があったという。審判員が「攻撃の意図」と見て指導を与えるのに慎重になり、初日は延長戦に入る試合が多かったからだ。2日目からは審判員が厳しく罰則を与え、技による決着が増えたという。岡田氏は「指導を与えるべきかを見極めるポイントはシンプルに、攻撃の意図があるか消極的かのみ」と感じたと話す。

 新ルール案が判明した昨年12月、最も大きな変化とみられたのは「一本」「技あり」「有効」と3段階だった判定から有効を廃止したり、2度の技ありで勝ちとする「合わせ技一本」を廃止したりすることだった。

 岡田氏は「『これまでなら合わせ技一本で勝っていたのに』と思うこともあったかもしれないが、試合運びに大きな影響が出るものではなかった」と話す。

 また、新ルールでは男子の試合…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら