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 介護福祉士になる国家試験の合格者が2016年度は5万5031人で、前年度より約38%減った。受験資格が厳しくなり、受験者が半減したことが影響したとみられる。国家資格がなくても介護職に就けるため人材不足には直結しないが、現場でリーダー役を担う人は増えにくくなった。

 厚生労働省が28日に発表した。出願者の約9割を占める実務経験者向けの試験で、今回から450時間の実務者研修が条件に加わった。そのため受験者数は前年度から半減して7万6323人。一方、例年5~6割程度の合格率は72・1%で、過去最高となった。

 厚労省は「実務者研修の導入が学習意欲の動機付けとなり、意識の高い人が多く受験した可能性がある」と分析。介護現場でリーダー役を担える人材を確保することを優先させる考えだが、受験者が大きく減らないような対策も検討する。

 また、経済連携協定(EPA)に基づいて来日した外国人の合格者数も発表された。介護福祉士の国家試験の受験者は209人で、合格者は104人(合格率49・8%)。看護師の国家試験は受験者が447人で合格者は65人(同14・5%)だった。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(水戸部六美)