中津市の中津東高校で昨年7月、当時柔道部の顧問をしていた男性教諭(当時61)が、2年生の男子生徒(当時16)の頰を平手で数回たたいていたことが29日わかった。生徒は頸椎(けいつい)をねんざするなどのけがをしたといい、中津署が傷害事件の可能性もあるとみて捜査している。

 県教委によると、7月21日午前10時半ごろ、同校の柔剣道場で柔道部の乱取り稽古中、生徒のこぶしが教諭の左頭部に当たり、教諭が右手で生徒の左頰を2、3回たたいたという。生徒は翌日、頭痛を訴え市内の病院を受診。8月には頸椎ねんざなどと診断され、約1カ月入院した。9月に脳脊髄(せきずい)液漏出症、中心性頸髄(けいずい)損傷と診断され、2月現在も通院しているという。

 学校側は生徒と保護者に謝罪し、教諭を柔道部顧問から解任した。教諭は体罰について「申し訳ない」と話しているという。県教委は体罰とみており、「警察の捜査結果を踏まえて教諭の処分を検討したい」としている。(興野優平)