学校法人「森友学園」が運営する幼稚園の職員名簿に常勤職員として記載されている複数の職員が、関連の保育園の名簿にも重複して記載されていることが、大阪府関係者らへの取材で分かった。幼稚園は、常勤職員向けに府から補助金を受けているが、府教育庁は不正受給の疑いがあるとみており、事実確認が進めば補助金適正化法違反容疑を視野に刑事告訴する方針。

 府教育庁によると、幼稚園は大阪市淀川区にあり、籠池泰典氏(64)の妻が副園長を務める。府は、幼稚園の常勤職員の補助金として1人あたり年間約180万円を園に支給。園では2016年度、14人が常勤職員として登録され、約2560万円を受給している。

 だが、府関係者によると、府教育庁と同市が、幼稚園と保育園の職員名簿を確認したところ、重複する職員が少なくとも5人程度いることが発覚した。

 保育園は、籠池氏が代表を務める社会福祉法人が運営。保育士の手厚い配置が支給要件となる委託費の加算を受けている。市関係者によると、園は、委託費の支給要件を満たしていない可能性もあるという。