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 ロンドンに拠点を置く保険取引市場「ロイズ」は30日、英国の欧州連合(EU)の離脱通知を受け、EU内で営業するための子会社をブリュッセルに設けると発表した。

 EUの一つの加盟国で許可を取れば域内で営業できる「シングルパスポート制度」があり、現在はロンドンからEU側の企業にサービスを提供している。しかし、離脱でEU側への営業が制限される見通しのため対応を決めた。子会社は2019年1月までに営業を始め、人員は100人未満になる見込みという。

 ロイズは、世界の保険会社が取引する市場を運営し、EU内の企業や保険会社からも保険や再保険を引き受けている。離脱通知を受け、ロンドンに拠点を置く銀行や保険会社による拠点開設や、人員移転の動きが加速しそうだ。(ロンドン=寺西和男)