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 千葉県我孫子市の草むらで、ベトナム国籍で小学3年のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、県警捜査本部が通学路周辺で回収したドライブレコーダーの映像に、リンさんとみられる子どものすぐ後ろを歩く人物が映っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 同じような映像は複数回収されているといい、捜査本部は、解析して人物の特定を進める。

 リンさんは3月24日午前8時ごろ、同県の松戸市立六実第二小学校に登校するため自宅を出て、行方不明になった。捜査本部は、民家の防犯カメラや通学路周辺を走っていた車のドライブレコーダーを回収し、リンさんが映っていないか、調べてきた。

 捜査関係者によると、24日朝に通学路周辺を走った複数の車両のドライブレコーダーの映像に、リンさんとみられる子どものすぐ後ろを歩く人物が映っていた。後ろの人物が子どもに話しかけるように見える映像もあったという。成人の男とみられるが映像は不鮮明で、捜査本部は映像を解析している。

 また、リンさんは普段からランドセルに防犯ブザーを付けていたが、24日朝に通学路でブザーの音を聞いた人はいないという。捜査本部はリンさんが突然、事件に巻き込まれた可能性があるとみている。ランドセルは茨城県坂東市の利根川河川敷で見つかったが、近くではリンさんのものとみられる防犯ブザーも発見されていて、捜査本部が所有者の確認を進めている。

 リンさんの遺体は26日朝、自宅から約12キロ離れた我孫子市北新田の橋の下で見つかった。首には絞められたような痕があったという。遺体は2日、帰国する両親とともに母国のベトナムに戻る。