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 東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示が帰還困難区域を除いて解除された福島県富岡町で1日夜、桜の名所「夜(よ)の森(もり)」地区の桜並木でライトアップが7年ぶりに始まった。桜はまだつぼみの状態だが、見ごろとなる今月中旬まで照らされ、帰還者らを迎える。

 2・4キロに及ぶ桜並木は「花のトンネル」として親しまれ、毎春10万人超の観光客を集めた。だが、原発事故で全町民約1万6千人が避難。夜の森地区の大半は帰還困難区域となった。

 今回、解除された地域に植えられた桜並木計600メートル約150本が照らされ、町民ら約60人が集まった。

 ただ、桜並木の大半は帰還困難区域内に残ったまま。主催した町民らで作る一般社団法人「とみおかプラス」の大和田剛・代表理事は「町が一歩でも前に進み、活力を取り戻すように、このようなイベントを続けていく」と話した。(鈴木剛志)