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 (31日、フィギュアスケート世界選手権・女子フリー)

 「3枠が続いていたことは知っていた。申し訳ない」と女子5位の三原舞依が言った。初出場の17歳に頼らざるを得ない現状が、層の薄い世代がある日本女子の現状を物語る。日本スケート連盟の小林芳子強化部長は、五輪出場枠が2になったことについて、「責任を感じる。(三原と16歳の樋口新葉の)若い2人、本郷(理華)さんに負担をかけた」と謝った。

 2位の21歳オズモンドと3位の19歳デールマン(ともにカナダ)の大きなジャンプには、出来栄え点(GOE)で最大の3点を出す審判がいた。20歳前後の欧米選手は演技が大きく、フリーの演技構成点は70点近くかそれ以上。一方、日本勢のGOEは1点か2点。演技構成点は三原の63・89点が最高だった。

 体ができて演技が大きくなる高校卒業後も世界トップで活躍する選手が、現役では浅田真央や宮原知子(関大)しかいない。欠場した宮原のケガは疲労骨折。樋口も本郷もケガをしていた。小林強化部長は「宮原さんのケガも、私たちがケアできていなかった」。厳しい練習が必要な時代の中で、息の長い活躍を支える情報の蓄積と共有が必要だ。(後藤太輔)