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 国際柔道連盟(IJF)が試行している新ルール案のもとでの国内最初の公式戦が終わった。印象は「選手にきついルールになった」だ。

 最も大きな影響は指導2まででは決着がつかずに延長に入る点だろう。力の接近した者同士では、完全に投げてポイントを奪うことは難しい。2日間の全98試合中約半数の45試合、この日の決勝も7試合中5試合が延長にもつれた。

 中でも若手が第一人者を破る場面が印象に残った。この日の男子100キロ級決勝のウルフもそう。前日の女子78キロ超級準決勝では素根(福岡・南筑高)がリオ五輪銅メダルの山部(ミキハウス)に競り勝った。ともに10分を超える試合で、練習量豊富な若さが、実力者を上回った。

 ただし、海外に比べて指導のタイミングが全般的に遅く、これまでの有効程度の技をポイントとしなかったりした。「これを基準にすると、世界選手権は厳しい」と女子代表の増地監督。いずれにしても、選手は相手を投げきる技とスタミナを求められる。組み勝って反則を奪うだけでは戦えない時代に入った。(竹園隆浩)

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