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 昭和初期の軍国主義を風刺する川柳を詠んだ河北郡高松町(現・かほく市)出身の反戦川柳作家、鶴彬(つるあきら)(1909~38年)の絵本「鶴彬の生涯」が完成した。「鶴彬を顕彰する会」=かほく市高松=が鶴彬の存在をもっと多くの人たちに知ってもらおうと800部作った。県内の小中学校や図書館をはじめ、大阪、東京、岩手で鶴彬を広める活動をしている団体に贈る。

 鶴彬は37年に治安維持法で検挙されて獄死した。絵本はA4判47ページ。29年間の短い人生を21枚の絵に文章を添えて表現している。28歳のときの反戦への思いを込めた「屍(しかばね)のいないニュース映画で勇ましい」をはじめ、戦争の悲惨さを詠んだ「手と足をもいだ丸太にしてかえし」「胎内の動き知るころ骨(こつ)がつき」などの33句を紹介。年表や鶴彬を支えた川柳家の井上剣花坊(けんかぼう)・信子夫妻、県内外の鶴彬の句碑などの写真も載せている。

 編集を手がけたのは「鶴彬を顕彰する会」の幹事で看護師の寺内徹乗(てつじょう)さん(40)だ。子どものころから絵を描くのが好きで大学時代は美術部に所属して、主に風景画を描いていたという。今回の絵本は「鶴彬本人を想像しながら描くことは大変で、絵の構図について何度も壁にぶつかった」と振り返る。

 寺内さんは時代背景も克明に伝…

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