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 米ゼネラル・エレクトリック(GE)が、創業以来120年以上続く照明部門の売却を検討していることが明らかになった。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が5日、報じた。GEは発明王トーマス・エジソンが設立した照明会社の流れをくむだけに、同紙は「電球で先駆けた会社が、そのスイッチを切ろうとしている」と評している。

 売却を検討しているのはLED電球など消費者向けの照明事業。すでに投資銀行などと売却に向けた協議に入っており、売却額は5億ドル(約550億円)程度とみられるという。照明事業の昨年の売り上げは22億ドル(約2430億円)で、GE全体の2%に満たない。

 GEは長く、洗濯機や冷蔵庫といった一般消費者向け商品が強かった。しかし、新興国メーカーなどとの競争激化でもうからなくなり、家電部門を昨年、中国の家電最大手ハイアールに売却。成長が見込める航空機エンジンやエネルギー関連など産業向けのビジネスに「選択と集中」を進めている。(ニューヨーク=江渕崇)