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 東京都品川区で1月から開かれていた英ロックミュージシャン、デビッド・ボウイさんの大回顧展「DAVID BOWIE is」(朝日新聞社など主催)が9日、閉幕した。2013年の英ロンドンで始まり、欧米や南米など9カ国を巡回し、延べ160万人以上を動員。アジア初となった今回の東京開催では、3カ月間で約12万人が訪れた。

 会場の天王洲・寺田倉庫G1ビルには最終日とあってか、通常よりも多い3千人が詰めかけた。映像、ステージ衣装、直筆の歌詞……。来場者は入り口で手渡されたヘッドホンで関連曲を聴きながら、貴重な展示品約300点を堪能していた。

 横浜市の会社員、沢田千里さん(28)は、ボウイさん直筆の三島由紀夫らの肖像画の展示に驚いた。「ダイナミックな筆遣い。本当に多才な人。ステージ衣装もセンスがあって美しく、本当にすてきでした」と話していた。

 「DAVID BOWIE is」は、ボウイさんのキャリアを総括しようと、工芸やデザインなどで世界的に知られる英国立「ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館」(V&A)が企画した。ロンドンでスタートし、カナダやブラジル、フランスなどを巡回してきたが、オランダで開催中の昨年1月、ボウイさんが他界した。

 東京では今年1月8日から始まり、一周忌にあたる1月10日、会場に献花台が用意された。(河村能宏)