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 将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(14)が、名人挑戦権を争う「A級順位戦」に所属する深浦康市九段(45)を破った。インターネットで将棋の棋戦などを配信する「AbemaTV(ティーヴィー)」が企画した非公式戦とはいえ、公式戦デビューから11連勝の新記録を樹立してからわずかで、トップ棋士と互角に戦える力を示したことになる。

 番組は、藤井四段が若手や一流棋士7人と戦う非公式戦「炎の七番勝負」第5戦で、対局は9日夜にインターネットで配信された。

 深浦九段は、王位を3連覇した実績を持つトップ棋士の1人。順位戦では、A級からC級2級までの5クラスのうち、トップ棋士(原則10人)が名人への挑戦権を争う最高クラスのA級に所属している。

 藤井四段との対戦は熱戦となったが、最後は藤井四段が制した。深浦九段は朝日新聞の取材に対し、「プロ入り前に対戦したことがあったが、その時とは別人だった。自分には見えていない手が見えていると感じた」と話した。

 藤井四段は昨年10月、史上最年少の14歳2カ月でプロ入り。「炎の七番勝負」の残り2戦で、16日に元名人で日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(47)、23日には羽生善治三冠(46)と対戦する。(村瀬信也