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 キリンホールディングス(HD)は、原料や製法にこだわったクラフトビールの輸出を始める。5月中旬から台湾で販売し、アジア各国に広げる。訪日外国人客らの評判がよく、海外でも売れると判断した。

 輸出するのは2012年から手がける「グランドキリン」シリーズで、今年3月に発売した「ジャパン・ペールラガー(JPL)」など3商品。JPLは、国産麦芽や国産ホップを使い、華やかな香りを出したのが特徴。瓶のラベルに桜の絵をあしらい、「日本らしさ」を出す。

 台湾に続き、夏ごろまでに韓国や中国へも輸出する。シンガポールやベトナムなど東南アジアへの展開も検討している。現地のコンビニ中心に販売を始め、順次、バーや居酒屋などに販路を広げる。

 台湾での価格は日本円で約320円(330ミリリットル瓶)で、キリンがすでに台湾で販売する「一番搾り」の約2倍だ。だが、アジア各国では、富裕層や若者を中心に、高くても素材や味に特徴があるお酒の人気が高まっており、将来の市場拡大を見込む。今年度はグランドキリン全体の1割をアジアで売る計画だ。(和気真也